交通事故・労災
交通事故の場合は保険会社から連絡が入ってから、事故の取り扱いになります。 お仕事中のケガの場合は労災用紙のご提出により、労災の取り扱いとなります。 お仕事中のケガ、交通事故によるケガでお越しの方はお申し出下さい。 ※どちらの場合も決定するまでは自費でのお支払いをお願いすることになります
交通事故に遭われた方へ
交通事故に突然巻き込まれたことで、心身ともに大変お疲れのことと存じます。交通事故は予期せず発生するため、治療に伴う様々な手続きや治療の流れ、治療費に関して多くの疑問をお持ちのことと思います。
また、交通事故直後は神経の興奮などから、症状に気付きにくいことがありますが、時間が経つにつれて様々な症状が現れることがあります。交通事故では、予期しないタイミングで強い衝撃を受けるため、数日後や数週間後に痛みやしびれが現れ、その後も不快な症状が長引くことが少なくありません。
院長である私自身も2022年、2度立て続けに追突事故を経験し、事故被害の当事者として患者様のつらさは身をもって体験しております。
交通事故に遭われた被害者の皆様が後遺症を残すことなく、適切な治療を受けられるよう、当院は診断と治療を通じて、全力でサポートいたします。ご不安な点がございましたら、こちらのページをご一読いただき、ご来院ください。
目黒駒沢リハビリ整形外科クリニック 院長 藤田 典往
交通事故後にこんなお悩みはありませんか
交通事故によって引き起こされる、よくある症状
- 首・背中・腰・肩・手足の痛み
- 首・腰や手足の関節で動かせない方向がある
- 手足に力が入らない、力を入れにくい
- 手足に痺れを感じることがある
- 現在は明確な痛みや痺れはないが、首・肩・腰周辺の違和感がある
- 頭痛・吐き気・めまいがある
- 眠りにくい
交通事故治療を受けるにあたって、よくあるお困りごと
- 交通事故の治療は整形外科で受けられるのか?
- 目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックで交通事故の治療を受けるためには?
- 目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックで受ける交通事故治療のポイントは?
当院の交通外傷に対する治療方針
必ずご確認ください!
交通事故治療で損をしないための4つの重要ポイント
ポイント1|自賠責保険を適用することで窓口負担がない場合があります!
交通事故における被害者の過失割合によって変動はございますが、自賠責保険の利用により、自己負担金がなく交通事故の治療を受けられます(自賠責保険が適用にならないケースは続きをご覧ください)。車を運転する全ての方に自賠責保険への加入が義務付けられており、多くの場合、被害者には自賠責保険が適用されます。
※ ただし、例外があり自賠責保険ではなく、社会保険が適用される場合は、窓口での自己負担が必要になることがあります。予めご注意ください。詳細は、必ず保険会社に事前にお問い合わせください。自賠責保険が適用にならないケースの詳細は、続きをご確認ください!
ポイント2|交通事故に遭った際は、必ず警察署で『交通事故証明書』をもらいましょう!
加害者側の自賠責保険を適用して治療費や慰謝料を受け取るためには、警察署で『交通事故証明書』を交付してもらう必要があります。当院に来院される場合も、必ず警察署に行ってください。
ポイント3|目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックに通院する旨を保険会社に伝えましょう!
交通事故が原因で通院する際の治療費は、基本的に加害者側の保険会社が支払います。自賠責保険や任意保険から治療費を支払う際、保険会社に目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックに通院する旨を伝えてください。
※ 通院の旨をお知らせいただかないと、自己負担で治療費を支払うことになる場合があります。
ポイント4|症状がない場合も、早めの受診と継続的な通院を!
治療効果を高めるために 交通事故で受けた損傷や身体の不調は、早期に診断と適切な治療を受けることで、より効果的に改善し、症状の慢性化を防ぐ可能性が高くなります。治療を適切に受けるために
-
「診断書(交通事故によるけがを証明するための書類)」、「後遺障害診断書(交通事故の治療後も症状が残ることを証明する書類)」は医師のみが作成・発行できます。ただし、これらの書類を作成・発行できない場合がありますので、ご注意ください。交通事故発生から受診までの時間が長くなると、原因が交通事故であると証明することが困難になります。
- 交通事故発生から受診までの時間が長くなると、原因が交通事故であると証明することが困難になります。
- 初診から時間が経っている、または通院頻度が少ない場合、治療の意思がないと判断されることがあります。
※ 交通事故後、症状がない場合でも後に症状が出ることがありますが、上記の理由で「後遺障害診断書」が発行されないと、後遺障害を前提とした慰謝料や損害賠償金を受け取れない可能性があります。
整形外科で交通事故治療を受けるメリットとは?
医学的根拠に基づく診療
- 整形外科では、レントゲンやMRI検査※を用いて骨や腱の状態を詳細に調べることができます。当院では、大学病院や基幹病院で整形外科の経験を積んだ専門医が、医学的根拠に基づいた診療を行っています。たとえ可能性が低くても、最初に骨の損傷など重大な障害の有無を確認することが重要です。
- 整骨院や接骨院では検査・診察・治療は実施できず、基本的には施術を行う場所であるため、重大な骨や腱の異常を見逃す可能性があります。
- ※MRI検査は当院の近隣またはご自宅の側などの撮影可能な施設へのご紹介となります。この際には、患者様より保険会社への連絡が必要となりますのでご注意ください。
痛みのできるだけ早い緩和
- 痛みはつらい症状であるだけでなく、その存在が周囲の組織を緊張させ、血行を悪化させ、治癒にも悪影響を及ぼすことがあります。また、痛む場所をかばうことで他の部位に負担がかかり、症状が広がることもあります。
- 当院では、強い痛みを感じる場合、効果的な薬物療法やブロック注射などを組み合わせて、早期かつ的確に痛みを緩和することを目指しています。
理学療法士・作業療法士など有国家資格者によるリハビリテーション
- 目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックのリハビリテーション科には、国家資格を持つ理学療法士や作業療法士が多数在籍しています。理学療法士や作業療法士は医師の指導のもとで医学的根拠に基づいた運動器リハビリテーションを実施することができます(リハビリは予約制です)。
- 整骨院や接骨院でも柔道整復師による施術は受けられますが、運動器リハビリテーションを専門的に行うことができるのは理学療法士・作業療法士だけです。
物理療法機器を用いた治療
- 目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックでは、電気治療機器や超音波治療機器などの物理療法機器を用いた治療を受けることができます。
後遺症認定に必要な「後遺障害診断書」の発行
- 後遺障害の認定に欠かせない「後遺障害診断書」の発行が可能です。後遺症が残った場合、加害者や保険会社との慰謝料交渉などには、「後遺障害診断書」による等級認定の申請が必要です。
- なお、第三者請求の手続きを行った場合には、医療機関でも「後遺障害診断書」の発行はできません。
整形外科と整骨院の違い
大きな違いは、医師がレントゲンやMRIなどを用いて診断を行うことと、医師の診断のもとで理学療法士・作業療法士による専門的なリハビリや充実した物理療法機器を使った治療ができることです。
整形外科 | 整骨院 | |
---|---|---|
レントゲン | ○ | × |
MRI ※他院にご紹介します | ○ | × |
急性期疾患(骨折・捻挫など) | ○ | ○ |
慢性期疾患(腰痛・膝痛など) | ○ | × |
薬の処方 | ○ | × |
ブロック注射 | ○ | × |
リハビリの内容 |
医師の診断に基づく |
柔道整復師による |
後遺症診断 | ○ | × |
交通事故治療の流れ
交通事故に遭った際には、大きな不安があると思います。ほとんどの交通事故治療では、自賠責保険によって治療費をまかなえるため自己負担なしで治療を受けられますが、そのためには警察への届け出や手続き、保険会社とのやりとりが不可欠です。
Step1警察への通報
交通事故に遭ったら速やかに警察署に連絡し、実況検分を行ってください。
その上で、交通事故の被害届を提出しましょう。
自賠責保険を請求するために必要な『交通事故証明書』を交付してもらいます。
Step2加害者と保険会社の連絡先を取得し、保険会社に通知
基本的に、自賠責保険は加害者の保険会社から支払われます。交通事故に遭った際は、加害者の連絡先と保険会社の連絡先を忘れずに確認してください。
保険会社には目黒駒沢リハビリ整形外科クリニックで治療・通院することをお伝えください。
ご注意ではご自分で加入している健康保険を使う第三者請求という救済措置があります。
第三者請求は、健康保険組合に問い合わせて「第三者行為による傷病届」の手続きを行います。
Step3当院への来院
来院時には、最初に交通事故による治療であることを受付にお知らせください。
ご注意
受診の際には、保険会社に当院を受診することを必ず伝えてからご来院ください。
保険会社からの連絡がない場合、治療費用を全額自費でお支払いいただく必要があります。
交通事故の治療費は原則として加害者負担です。
ただし、加害者が逃げてしまったなどわからないケースではご自分で加入している健康保険を使う第三者請求という救済措置があります。第三者請求は、健康保険組合に問い合わせて「第三者行為による傷病届」の手続きを行います。
※ 保険会社へお伝えいただかない場合、手続き上の関係で診察や治療に時間がかかることがありますので、予めご了承ください。
Step4院長による診断療(問診⇒検査⇒診断⇒治療の説明)
体の不調(痛みやしびれなど)の内容だけでなく、交通事故の衝撃の強さや方向を確認するため、事故の状況についても詳しくお伺いします。
必要な検査を行った上で、整形外科専門医が診断し、治療方針について分かりやすく説明いたします。
患者様と相談しながら治療方針を決定します。
Step5リハビリテーションによる治療
痛みや炎症を和らげるため、状態に合わせた薬物療法を行います。
また、より早い症状の緩和を目指して、当院では国家資格を持つ理学療法士や作業療法士がマンツーマンでリハビリテーションを行っています。
リハビリは予約制となっておりますので、予めご了承ください。
電気治療や超音波療法などの物理療法による治療も合わせて治療を進めていきます。
しっかりと完治するまでリハビリテーションを受けることをオススメします。
労災(労働災害)による受診
当院は、労災保険指定医療機関に指定されています。業務災害、および通勤災害によるケガや病気で受診される場合には、勤務されている会社から指定された書類を受け取り、必要事項を記入してご持参ください。この書類によって、労働災害の申請手続きが可能になります。必要書類が間に合わない場合には、いったん自費で治療費をお支払いいただきます。なお、他院で労災による受診をされ、その後当院の受診をご希望になる場合には、前医の紹介状と各種検査結果をご持参いただくようお願いしています。当院では適切な治療計画と治療期間を設定し漫然としたリハビリテーションの継続は行いません。一連の治療を行い、症状改善に変化を認めなくなったら症状固定として後遺症診断に移ります。