PFC-FD療法


当院でのPFC-FD療法は全て自由診療(保険外診療)です。

自由診療とは、「自由診療の薬(保険が適用されない薬)」を用いた医療の場合、医療費全体が保険給付の対象になりません。したがいまして、薬費はもちろんのこと、診察、調剤、服薬指導などにかかる費用も含め、医療費全額を患者さんにご負担していただくこととなります。

新しい治療法-PDF-FD療法

従来,膝等の痛みを抑える治療方法には,ヒアルロン酸注射による『保存療法』か,関節を人工関節に置き換える『手術療法』の2つが主な治療方法とされておりました.

その後,2022年12月に,その間に位置する新しい治療方法として,血液の自己修復機能を最大限に生かした『PDF-FD 療法(※自由診療)』が開発されたことで,現在では『PDF-FD 療法』は,患者様にとって3つ目の「新しい選択肢」として,その認識が広まりつつあります.

『PDF -FD療法』とは,Plasma Derived Factor-Freezedry(凍結乾燥血漿由来因子) の略称です.

具体的には,患者様ご自身の血液に含まれる血漿から成長因子を抽出し,特殊な加工を施し濃度を高めることで,より多くの成長因子の作用が期待でき,その後,当該成長因子を含んだ注射を局所(患部に)注入する治療法です.

従来の治療法では望むような効果が得られなかった方,手術を受けるのに抵抗がある方,将来の痛みを予防したい方には,治療方法の選択肢が広がりました.

成長因子とは

様々な効果を持つたんぱく質の一種の成長因子には,1万以上の種類があり,その中でも代表的な成長因子は8つあります.

代表的な成長因子

PDGF-AA 血小板由来成長因子
PDGF-BB 血小板由来成長因子
FGF4 線維芽細胞増殖因子
EGF 上皮細胞成長因子
HGF 肝細胞増殖因子
TGF-β β型変異増殖因子
VEGF 血管内皮細胞増殖因子
IGF-1 インスリン様成長因子

成長因子の3つの効果

成長因子には,主に3つの効果があるとされております.
1.炎症(痛みや腫れ)を抑える効果
2.傷んだ組織の修復効果
3.軟骨を保護し,悪化を予防する効果
*ただし,効果を保証するものではありません.

PDF-FDの特徴

世界に一つあなただけのオーダーメイド注射

PDF-FD療法は,自分の血液を活用した世界に一つだけのオーダーメイド注射です.
特殊な加工を施すことで細胞が含まれておらず,血液感染症や副作用などのリスクが少ない患者様に優しい治療法です.
※副作用については個人差があります.
※赤み,痛み等の注射部位反応が起こることがあります.

効果の持続期間が長い(※個人差があります)

一般的に,PDF-FD療法の効果の持続期間は約1年〜1年半と言われています.
従来の治療法であるヒアルロン酸を使った保存治療では持続時間が約1週間~2週間であることを考えると,持続期間の長さが伺えます.

お好きなタイミングで治療可能

採血後,約2~3週間後から治療可能です.
なお,血液加工後は最大6か月間保存可能なため,医師とご相談の上,治療のタイミングが自由に選べます.

入院不要(日帰りOK!)

当院での採血と注射で完結する治療法のため,原則,入院は不要です.
また,日帰りOKなので,患者様の時間を大切にします.
※医師の判断によっては追加の治療が必要になる場合がございます.

アレルギー反応や感染症リスクが低い

PDF-FDは,患者様ご自身の血液をもとに生成されます.
そのため拒否反応や感染症のリスクが極めて低いとされています.
アレルギー反応や感染症リスクに対する不安が少なく,安心して治療を進めることが出来ます.

こんな方におすすめ

治療費が気になって、新しい治療をあきらめていた方

従来の保存療法(ヒアルロン酸注射や電気治療など)は,効果が1〜2週間程度で切れてしまうため,何度も通院する必要があります.
その結果、総額の費用が高くなってしまうことも.
当院では,痛みに悩む方を一人でも減らせるよう,高品質で続けやすい価格の治療を心がけています.
まずはお気軽にご相談ください.

できるだけ手術を避けたい方

リハビリやヒアルロン酸注射ではなかなか良くならない,でも手術には抵抗がある….
そんな方にも,手術に頼らずに症状の改善をめざせる選択肢として,PDF-FD療法はおすすめです.

安全性や副作用が心配な方

PDF-FD療法では,ご自身の血液から取り出した成長因子のみを使います.
白血球などの細胞を含まないため,副作用のリスクが比較的少なく,安全性の高い治療です.

 

治療の流れ

Step1 ご来院

ご来院の上,受付や看護師に「PDF-FD療法を受診する旨」をお申し付けください.

Step2 診察・検査・適性診断

当院の医師による診察にて,患部の状態や,既往歴・治療歴等のお伺いした上で,PDF-FD 療法の適性を判断します.

Step3 採血

患者様の疾患・施術内容に応じて加工に必要な血液を採血します.

Step4 血液加工

採血後,当院と提携している加工施設にて約2~3週間の期間で,血液を加工します.

Step5 治療(注射)

血液加工後のPDF-FDを当院の医師が患部に注射します.(※5~10分程度)
治療(注射)後は入院の必要はなく,そのままお帰りいただけます.

PDF-FD療法の報告例がある疾患

副作用

一般的な注射治療と同様に、以下のような副作用が生じる可能性があります
□ 注射部位の疼痛
□ 赤みや腫れ
□ 熱感
□ 皮下出血など
これらの症状は通常,一時的なものですが,体質や症状の程度によって個人差があります.
まれに症状が強く出る方もいらっしゃるため,治療前には必ず医師と十分にご相談ください.

費用

項目 料金
PFC-FD療法 診察料・採血50L・患部注入   165,000円(税込)
 + 処方箋料(実費※)
                        + 処方箋薬局にて薬品代(実費※)

※自由診療のため薬品代は全て自己負担(実費)となります。

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